先日行われた、マイナーリーグ球団で全米一のチケットを売るリーハイバレー・アイアンピッグス球団、
ディレクター、リンジーナップ氏と森岡浩志氏のセミナー、
熱狂的なファンを作り出せ! マイナーリーグNo.1球団から学ぶマーケティングセミナー
では、
先日お伝えした記事、ただグランドに降りるだけでも価値がある 以外にも、スポーツビジネス、一般的なビジネス・マーケティング戦略に勉強になる点がいろいろありました。
◆スポンサー企業がその顧客向けにビジネスミーティングや展示会をやってもらう場所として、球場を使ってもらう。
アメリカの企業は、オフサイトミーティングという、ホテルなどで企業研修や顧客を招いた商談会などお行いますが、その会場に、球場を提供するというなかなかなアイデア。
なかなかの特別感があり、招かれた顧客にとっても、印象に残るミーティングになることでしょう。
◆すべての試合で起こることを、商品化にして、スポンサーシップをつける
スポーツマーケティングの基本ですね。
◆マラソン大会を開催
アメリカも日本同様、マラソンブームです。もしかしたらアメリカの方が一足早くブームとなりましたが、ブームは衰えを知らず、なお、続いています。
その意味では、もうブームの域を超えたものになっていると言えます。
そんな人気のものを、アイアンピッグスが見過ごすわけがない。
ということで、
本拠地コカコーラパークを拠点にマラソン大会(ロードレース大会)を開き、大盛況だったそうです。
「野球とマラソン、関係ないじゃないか!」
そういう人いるかもしれません
が、
別に関係なくてもいいんです!!
コミュニティーを盛り上げる、ひとびとが一緒になって楽しむ、という意味では同じです。
日本でも、国立競技場を拠点のマラソン大会(ロードレース大会)はありますが、
野球場拠点ってそういえば、日本であまり聞きませんよね。
既存の考えに凝り固まらず、
日本でも大いに、開催されればいいと思います。
すでにやっているところは、さすがですね。 そんなチームがあれば、教えてください。
◆コンセッション(フードコーナー)は、球団が経営
これも球団スポーツビジネス経営の基本だと思います。
球場で、ホットドックや、クラッカージャック、ピーナッツを食べ、そしてビールを飲む。
これも、球場で楽しむイベントの一つなのです。
これがきちんと提供されてないと、
ファンとしては、フラストレーションがたまります。
チームは負けることはあります。
フードは、チームが勝った負けた、関係ありません。
フードがきちんと、サービスされる。ビールがきちんとキンキンと冷えて美味しく提供されている。
これは確実にできます。勝負の運に惑わされることなく、きちんと提供できるものです。
日本では体育館などの施設を使用する際の規定や制限がいろいろあるため、フードまわりの充実度がどうしても、後回し、軽視されている、それどころか、ほとんどなにもされてない、とってつけたようにただ、やっているという感の ゲーム・大会が、非常によくあります。
でも、成功している球団は違います。
フードまわりの大切さを知っています
リーハイ球団もそうでしょう。
だから、コンセッション=フード部隊を、アウトソーシングせず、わざわざ、コントロールでき、そして収入源とんるよう自前にしています。
以前、日本の著名なビジネスマーケティングの専門家にある球団ビジネスの相談に伺ったところ、
飲食や宿泊をくっつけ、収入減にできないか
と、おっしゃってました。
その方はスポーツビジネスについてはまったく知らない方でしたが、アイアンピッグスと考え方は同じでした。そして、ピッグスはすでに実践しています。
その他、セミナーには、スポーツビジネスでの、ヒントがたくさん、転がっていました。
会場には、BJリーグ球団関係者、まだ新リーグの幹部、あるいは、プロ野球球団関係者も、いらっしゃってました。
成功している球団は、こういう考えで、こういうことをやっているのか、
現場で実際に、行い、そして成果を出している人の生の声を聞く、いい機会でした。
大変勉強になりました。
リンジー、モリス、ありがとう!!!
セミナーに行けなかった人、
問題ないです。
なぜなら、現場で学ぶチャンスがあります。
◆Facebookで最新情報をお届けします!