奨学金の空きが出来たから奨学金をあげますと言われました。~奨学金獲得の珍しさとスタートダッシュの大切さ [ソフトボール留学]

昨年からアメリカの大学へソフトボール留学している麻由さんから、学費全額奨学金をゲットしたと連絡をいただきました!

プラスアルファで近況も聞きましたのでシェアいたします!

↓ ↓ ↓

あけましておめでとうございます!一昨日にコーチから電話があって、奨学金の空きが出来たからぜひ麻由に奨学金をあげますと言われました。教科書と学費を毎月払っていたのでそれがゼロになって本当に感謝しています。お父さんの負担を少しでも減らすことができて安心しました。私が住んでいる所は本当に治安が良くて、あまり心配はないのですが、車がないとすごく不便な所です。あと、5ヶ月くらい住んでみましたが、日本人がまだ片手で数えれるくらいしか出会ったことがないです。英語は普通よりもできとかないとちょっと厳しいかなと思います。

食費は気分によって自炊するときとしない時があるのでバラバラですが、外で食べるときはほとんど払ってくれてあんまり食費代かかるなとはなりません。自炊もお互いに買って作ってくれたり、自分も作ってあげたりします。
 
チームは若葉(麻由さんの出身の福岡大学付属若葉高校)ほど強豪校ではないのですが、やはりアメリカなので体がみんな大きくてパワーが違います。トレーニングでも力の差があり重さなどはいつも一番低いグループにいます。すごいひとで私の倍の重さを持つ人もいます。やはり打てないと試合に出してもらえないなというのが私の感想です。ポジションはファースト希望でしたが、外野を守っています。ファーストは体がすごい大きい人が守っています。コーチにまゆはバントやスラップなどの小技がうまいのだからそれで塁狙って欲しいと言われました。学ぶことは沢山あるので試合に出る時もでない時もチームに貢献できる事をしたいと思います。
 
勉強は最初戸惑いましたが、兄や友達の助けがあったり分からないときは欠かさず教授のオフィスに行って1対1で教えてもらっていました。そのおかげで成績は8クラス受けて一つだけBであとは全部Aでした。今からシーズン始まって前学期より勉強する時間が無くなりますが、最低でもBを目標に頑張っていきます。テストや宿題はほとんどパソコンですので楽です。
 
先日日本へ帰国した際にCAさんにどうすればCAになれるか聞きました。そしたら経験が豊富な人と英語力を持っている人は有利だと言われました。卒業後はまだ自分でもはっきり答えは見つかっていないのですが、ここで色んな事を経験して英語にいっぱいふれて道を考えていきます。
 
すごい長い文章になってしまい申し訳ありません。今の留学の現状報告になります。夏は長期間休みですのでまた日本へ帰国する予定です。冬の帰省は成田到着後すぐに福岡に飛んでしまいましたが、夏は一旦東京へよってから福岡に帰ろうかなと思っています。その時は会社にお邪魔させていただきます。よろしくお願いします!!
 
 
麻由さん
 
 
***解説
 
ここの大学は初めから大学生と同じレベルの英語力がないと英語プログラムのキャンパスがかなり離れていて、スポーツと勉強の両立は成り立ちません。この手の学校は結構少なくなかったりします。帰国子女で高校時から英語力があり、大学生として合格となるTOEFL点をもっていた麻由さんだったので、そこはクリアできました。
一方、引退後の高3から猛烈勉強してTOEFL点をクリアできる自信がある方なら、チャンスがありますので、お声がけください。
 
1年目の後半とはいえ、1年目から奨学金ゲットができる日本人アスリートは英語の面がネックとなるので奨学金が出るケースはまれです。それと、また大学や連盟によっては留学生にアスリートの奨学金が出ないところが多く、また途中からというのは極めて珍しく、かなりのレアケースと言えます。
 
英語力もそうですが、本人が現地で最初の1学期に部活をしながら、勉強をこつこつ一生懸命こなし、「一つB以外はA」という実績により、この選手なら大丈夫だ、とコーチから信頼を得たことの証だと思います。
 
日本人の場合は、グランドの中(アメリカ人のパワー、スタイルでのプレイにどこまで対応できるか、日本人は勤勉・まじめというが果たして本当にそうなのか。)ということはもちろん、クラスルームで果たしでやっていけるのか、という点が、アメリカ人コーチたちは不安に思っているので、1学期目というのは、態度なんかも含め、めちゃくちゃチェックされていて、ある意味ハードルが上がっています。
最初が肝心といいますが、日本人のスポーツ留学生は、1学期目・1年目シーズンの大切さ、さらには結果を出すことの大切さを肝に銘じることです。
逆にここでいいスタートダッシュが切れると、あとはいい感じで転がっていきます。
活躍している選手はほとんどみないいスタートダッシュを切れています。
先日の米大学野球部セレクションでも現在留学中の生徒が、高校生にスタートダッシュの重要性を強調していました。
 
それぐらい大切だと思います。
 
今回の麻由さんも最初の学期で勉強面、スポーツ面での評価が直接、奨学金という形でリターンとなって返ってきました。
 
お伝えしたように1年目から奨学金、というのはレア中のレアなので、我々としては大きく宣伝するつもりはないです。一方、スタートダッシュの大切さは強調してもしすぎることはないですので、以降も折に触れ生徒たちに伝えていきたいと思います。
 
奨学金なしでプレイ・活躍する機会は日本の高校ソフトボール部で真剣にやってきた選手であれば十分チャンスがあります。
 
麻由さん、ひとまずおめでとう!
これからがスタートですのでぜひ本格レギュラーシーズンも引き続き頑張ってください!
 
小さいですが、こちらが麻由さんの大学のホームグランド。
行きましたが、非常に素晴らしいフィールドでした。
 
**
 
2021年度留学生募集中! 今年留学希望者もまだぎりぎり間に合います!
 
 
 

こちらの記事もおススメ!

◆Facebookで最新情報をお届けします!