アメリカではコーチはコーチ、トレーナーはトレーナー、ストレングスはストレングスコーチと完全に仕事内容が分担され、それぞれの立場と仕事を尊重している【トレーナー留学】

本日は、長期トレーナー留学プログラム からテキサス工科大学(テキサステック)のアスレティックトレーニング修士課程に進み、NATA認定ATC目指して頑張っている謙太君からトレーナー留学について話がいただけましたので、紹介します。

 

長期トレーナー留学の留学生活について

Q:トレーナーとしての活動は具体的にどんなことを行いましたか?  

 

謙太くん:フットボールとトラック(陸上)のサポートをメインに行いました。

フットボールでは全ての練習に参加して、練習前のテーピングやストレッチ、練習時の水や救急セットの準備(AED、スパインボード、クラッチetc.)を行い、練習中の1番の仕事は水渡しです。熱中症を防ぐ為にも水渡しはとても大切な仕事です。 練習後はトリートメントの時間にリハビリの手伝いをしたりストレッチをしました。

トラックのサポートでは、種目ごとに練習時間が異なっていたので、基本的にATルームに待機して練習前後に来たアスリートにストレッチ、リハビリをする事でした。 フットボールもトラックもほとんど全ての大会に帯同することができたのでとても良い経験ができました。

 

 

 

 

 

 

 

Q:NCAA,アメリカの大学スポーツ界の現場をトレーナーとして体験してみてどんな違いがありましたか

(プレイ面、コーチの指導面、トレーナーの観点などなど)

 

謙太くん: アメリカではコーチはコーチ、トレーナーはトレーナー、ストレングスはストレングスコーチと完全に仕事内容が分担されており日本とは違い、それぞれの立場と仕事を尊重していると感じました。

プレイ面では、サポート体制がかなり整っているのでとても驚きました。ただアメリカでは奨学金をもらっているアスリートがほとんどで、競技成績が悪いと奨学金をきられ、転校していくアスリートも多く見たので、サポート体制はとても良いですが、とてもシビアな世界だと感じました。

 

Q:本プログラムのあと、テキサステック大学大学院に進学されました。最初は、プログラム終了後帰国ということだったと思いますが、どのような経緯で進学を決め、そして具体的にどのように進学先をきめましたか?なぜテキサステックかも含めお教えください。

 

謙太くん: 日本では、なかなかアスレティックトレーナーの資格だけで生計を立てて行くことが難しく、仕事をかけもちしていたり、アスリートと関われるのは週に2日だけ、など制限がありました。

しかしアメリカでは、毎日アスリートと活動ができる環境が整っており、僕にとってはとても幸せな環境でした。そこでもう少しアメリカで勉強したいと思うようになりました。 ただコマース(受入先のテキサスA&Mコマース校)にはATCのプログラムがなかったため、他の大学院を探しました。 Texas Techを選んだ理由は入学の条件にGREが必要なかったこと、入学に必要な事前単位をほぼ日本で取得していたこと、また陸上競技が強いところで選びました。 またコマースで大変お世話になりテキサスが大好きになったのでテキサス内の大学院で決めました。

  

Q:今後の抱負を教えてください。

 謙太くん:英語がまだまだ苦手で大学院の勉強も難しいので大変ですが、多くの人の助けと支えがあり、今も勉強できる環境にいることができているので、1日1日大切に頑張ります。

 

 

Q:最後にトレーナー留学を目指し人に対し一言アドバイスお願いします。

 謙太くん: 文化の違いなど大変な事もたくさんありますが、アスリートは日本人だろうがアメリカ人だろうが同じです。何も臆することはありません。ただ、やはり1番の問題は言葉の壁だと思います。アスリートの気持ちを理解できなかったり、自分の気持ちを正確に伝えることができないことが、1番辛いところです。留学を考えている人は、今からでも英語の勉強を始めることをオススメします。

<終>

 

 

 

 

 

 

 

 

長期トレーナー留学プログラム

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