当たり前が壊されたドミニカ共和国留学 その2

トビタテ留学JAPAN高校生、ドミニカ留学プログラムに参加した阿部君のレポート第二弾です

第一弾はこちら

↓ ↓

選手のプレーも日本とは全く違っていた。まずはバッティング。とにかくフルスイング。小さい子から高校生まで共通して言えることだ。全員フルスイングをする。その姿に驚いた。そして守備。肩がとても良い。身体の動きがとてもかろやかである。捕球してから送球するまでの速さには驚愕した。日本では正面で捕球し送球するのが美しい形であり理想とされている。しかしドミニカ共和国では正面の打球も逆シングルの形で捕球する。日本で逆シングルで捕球するケースはギリギリの打球のみである。しかしドミニカ共和国では正面の形で逆シングルで捕球する。この形の方が送球に移すまで早いからである。そして送球はジャンピングスロー、弱い打球に対しては素手キャッチでそのままスローイングといった、日本では見られないプレーが飛び交っていた。もちろんミスもたくさんある。しかしミスをして怒られる事もなければ、本人も全く謝るような態度を見せることはない。次のプレーが待っているからだ。日本ではミスをすれば怒られることは多々あり、本人も謝る。日本で行われている当たり前がドミニカ共和国にはなかった。

ドミニカ共和国への留学を通じて学んだことは多い。特に野球を通じて学んだことが多い。ミスをしても次があるから切り替える。前を向く。指導者は選手がミスをしても決して怒りはせず、次のプレーに向けて前を向かせる。このドミニカ共和国で行われている野球指導は野球だけでなく全てのことに当てはまるのではないだろうか。人生は日本野球のように負けたら終わりのトーナメントではなく失敗しても次がある。次の事が待っている。だからことポジティブに挑戦していく。このことを今回の留学で学ぶことができた。野球指導の違いや野球スタイルの差を学んだのみではなく、そこから人生観や生き方を教わったような気がした。充実した2週間のドミニカ共和国留学となった。<終>

阿部 大祐君

ドミニカ共和国留学

こちらの記事もおススメ!

◆Facebookで最新情報をお届けします!