元アメリカ大学野球留学生の聞く【日本とアメリカの野球の違いーバッティング編】

こんにちは!アスリートブランドです。

アスリートブランドでは創業以来、アメリカへ野球留学をしたい学生のサポートを続けてきました。

その中で、アメリカ野球留学に興味があると相談に来られた方の中には

「実際にアメリカの野球って日本と違いますか?」

「アメリカと日本で野球の教え方に違いってありますか?」

と質問される方がたくさんいます。

そこで、今回は、2010年に弊社の米大学野球部セレクションに参加し渡米、ワシントン州の2年制大学とウィスコンシン州の4年制大学でプレー。帰国後を野球指導も行っており、昨年の米大学野球部セレクションにも同行し選手に指導していただいた本間さんに、アメリカの野球についてインタビューをしてみました。

 こんにちは!昨年のセレクションではお世話になりました。早速ですが、アメリカと日本の野球の違いについて教えて頂きたいと思います。まずは「バッティング」について何か日米で違いはありますか?

バッティングですか。バッティングはなかなか難しいですが… 比較的日本ですと、よく「上から打て」と教わると思うんですよ。それがアメリカではないかもしれないですね。私もアメリカの行ってその点は直されました。

「上から打て」はないというのは具体的にどういうことですか?

俗に日本でいう「上から打て!」というのは、バットの芯を最短でインパクトまでもってこよう。という考え方だと思うんですよね。しかし、よく考えていただくと、それだと実はバットの芯って体から離れた位置を遠回りしてインパクトまでたどりついているんですね。よく「インサイドアウト」という言葉を聞いたことがある方もおられると思いますが、アメリカの教え方はまさにそれで、バットの芯はできるだけ体の近くを通って、インコース側からボールをたたく。それがアメリカのバッティングの教え方だと私は思います。

 インサイドアウトですか。なるほど。ほかには何かアメリカで教わったことなどありますか?

あとはよく「Use your feet(足を使え)」と言われました。これは体重移動と関係してくると思うのですが、結構日本では、【軸】を意識して、コマのように軸回転で打とう!みないなところがないですか?アメリカでは、おそらく軸という感覚はあまりないのだと思います。体重移動は後ろから前、つまりホームベース側からピッチャー方向にといった感じです。これができると、自然と軸足はピッチャー方向に進むみたいなんですね。逆にこれができていないと、かかとがキャッチャー方向に出てしまい、うまく体重移動ができていないようなのです。素振りをするときに、軸足のキャッチャー側に何か物を置いてみてください。もしそれに当たるようだと、あまりうまく体重移動はできていないのかもしれません。

なるほど、【軸】ではなく体重移動ですか。結構アメリカと日本では教え方が違うのですね。

そうですね。ただ間違いなく言えることは、「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、日本人でも、アメリカに行けばアメリカのやり方にした額とまでは行かなくても、アメリカ人が言っていることは理解しなければいけないと思います。それがアメリカで成功する秘訣かなと私は思います。

昨年のセレクションではバッティング指導をした選手がバッティング練習でセンターに柵越えのホームランを打っていましたね。

彼はセレクション初日から私にアメリカの野球についてとてもよく聞いてくる子でした。元々力がある選手で、「アメリカではこういう風に教えるよ」くらいのスタンスで教えたのですが、どんどん吸収して自分のものにしていきましたね。18歳くらいの選手がきっかけをつかんでからの成長速度はすごいなと思いました。少し日本で伸び悩んでいる選手にとって思い切ってアメリカで野球をするというのは、成長できる一つのきっかけなのかなと思った瞬間でした。

 

本間さんのインタビューは引き続き次の記事でもご紹介したいと思います。

アスリートブランドではアメリカ大学野球留学に興味がある方に対して、様々な質問を受け付けております。

個別の説明会もございますので、弊社ホームページよりお気軽にお問い合わせください。

http://www.athlete-brand.com/baseball/

 

最後に本間さんの野球指導のホームページもご紹介します。

 

 

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