ドミニカが3-0でプエルトリコを破り、第3回WBC 優勝しました。
やはり、世界のトップが国を背負って真剣勝負するのは、本当に面白いです。
決勝の様子をニュースハイライト風に伝えますと、
1回裏 ドミニカ、いきなり先頭のレイエスがツーベース。
続くアイバーがきっちりバントで送ってランナーは3塁
3番 カノーが敬遠のあと、4番エンカーナシオンがセンターオーバーツーベースで2点先制。
プエルトリコにもチャンスはありました。
5回表雨がひどくなり、ドミニカの先発デデューノの制球が乱れます。
しかし、センター、デアザがナイスキャッチ! 抜けてれば、一点はもちろん、3塁打にもなりえ、流れは変わってたかもしれない、というピンチを救いました。
ピンチの後にはチャンスありとよく言いますが、
その裏の5回 ドミニカの先頭打者は、その前の回にナイスキャッチを見せた、デアザが見事なセーフティバントでノーアウトで出塁.
続く打者がセカンドゴロでダブルプレイコース。
セオリーはセカンドへ送球も、
二塁手は、あっけなく一塁に送球し、ランナーを二塁に進めてしまう形に。
その次のアイバーがライト前ヒット。
二塁ランナー生還。貴重な追加点となりました。
デアザを意味もなく進めてしまったことが、この貴重な追加点を呼ぶことになり、
解説もセカンドのプレイを酷評してました。
その後は、リリーフ陣がぴしゃりおさえ
WBC初優勝を、予選ラウンドからの全勝で飾りました!
この試合、先発のデデューノの変化球、特にカーブが切れまくってました。
ドミニカのリリーフ陣は、万々スピードボール投げていて、どちらかというと、ロドニーとかそういうタイプをイメージしてましたが、変化球の印象が強く残りました。
たまたまか
プエルトリコの先発が、打たれたのはファーストボール系。
解説も、もっと変化球投げなきゃ、と言ってました。
そして、カーブやチェンジアップが決まり出すと、強打のドミニカと言えど、なかなか打てませんでした。
準決勝、日本ープエルトリコ戦でも、プエルトリコのピッチャー陣の変化球がよく決まってた印象があります。
これはあくまでも、個人的な印象です。実際の比率ではありません。
変化球の重要性、ということから派生して、
アメリカの大学セレクションでも、
コーチ陣はキレのあるいい変化球がある、と
「おっ!!」
と
ぐっと集中するのがわかります。
また、
気に入った変化球を何球も見たがります。 これはチェックしている証拠です。
「アメリカだと140km 150kmのストレートを投げないとダメなんじゃないか」
という質問は、米大学セレクションに興味のあるピッチャーからよく聞かれます。
でも実際は、ストレートは
130km台
あるいは
120km台でも、
キレのある変化球をきっちり投げれば、十分評価をしてもらえます。
実際に120台のピッチャーも変化球のキレを評価してもらい、合格をもらってます。
学校によっては、ツーシーム、ワンシームをその場で教え、「投げてみろ」と言われ、
なれなくて、コントロールがつかなくても、
good! いいよ~
といわれ、
変化がよかったら、
great!
すばらいい!
とか、
「もっとなげて、見せてくれ」
といわれます。
「日本人はコントロールを気にしすぎる。
どこ行くかわからないぐらい変化する方が良いんだ。
そういう球はバッターだって打ちにくいんだから。」
と言いきる、ある大学のピッチングコーチもいるほどです。
もちろん、速い力のある球を持っているとそれはそれで評価を得られますが、
キレのいい変化球は皆さんの思っている以上に、なかなか評価が高く、
きちんと決まれば、結構使えるのです。
今回のWBCでのドミニカ、プエルトリコのピッチャーの変化球の印象にそんなことを思いました。
スピードはまだだけど
キレのある変化球には自信があるという新高校3年生、
ぜひチャレンジを
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