とにかく練習も試合中も監督は一生懸命なのです。そんな監督の姿を見て何度か心を揺さぶられました|ATC&NATA&トレーナーへの道

アスレチックトレーナー即戦力インターンプログラム:トレーナー長期留学プログラム
でアメリカ留学中の公彦君からレポートです。

その2です

(前回、英語がまったく理解できなかったのでかなり落ち込んでいました  からの続き)

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 そ して、8月になり本格的にトレーナープログラムに参加するためアリゾナ州に移動して来ました。アリゾナの州都フェニックスから北西に位置するグレンデール という町で残りのアメリカ生活を過ごします。アリゾナは砂漠のど真ん中に都市が形成されているめ、郊外の至る所でサボテンが見られ、市の象徴にもなってい ます。最初に驚いたのが気候です。多くの方から「暑いから気をつけてね」とアドバイスを頂いていたんですが、想像以上の暑さでビックリしました。移動して きてすぐの頃は、日中は日差しが痛く感じる事がありました。

  実際、アメリカでのトレーナー活動が始まり感じたことです。ヘッドトレーナーと学生トレーナーそして選手の距離感がとても近いという事です。もちろん、 我々日本人にも陽気に声をかけてくれます。選手は毎日練習前に体のケアの為、トレーナールームに足を運びます。そこでは常に「調子はどうだ?」とか「元 気?」など選手とトレーナーまたは選手同士で声を掛け合い相手の調子を確認します。また、ハイタッチや握手をする機会が日本と比べてかなり多いということ も驚きました。

 そこでもう一つ感じた事が選手の自主性です。トレーナールームなので当然選手の体をケアする場所です。自分のイメージではトレーナーが選手に必要な道具(ホットパック、ゴムチューブ、アイスバックなど)を 用意したり、選手にストレッチをする事がトレーナの仕事内容だと思っていました。しかし、ここで行われている事は違いました。選手が必要な物は選手自身で 用意します。そして、ストレッチも選手自身でできる部位はセルフ自身で行います。つまり、自分の体は自分で守れという訳なのでしょうか。今までの自分が経 験してきた事とかなり違いがあったので最初は戸惑いました。

  ある日、私が初めてアメフトの試合に帯同した時のことです。アメフトの選手はもともと体が大きいのですが、その上からプロテクター装着してユニホームを着 るともっと大きく見えます。試合中、選手同士のプロテクターがぶつかり合う瞬間の音、迫力やスピード感はかなり興奮しました。ただ、そんな中でもかなり危 険なシーンが何度かあったことを覚えています。その日、私の最後の業務は試合後に選手にアイシングをする事でした。そこでもビックリする出来事がありまし た。それは試合前に1人の選手に巻いたテーピングを見た時のことです。試合前にあれだけ分厚く巻いたはずのテーピングが擦り切れてボロボロになっていたの です。そこから想像できることは、アメフトというスポーツは過酷で常に危険との隣り合わせだということです。そんな中で選手たちが一生懸命に緑の芝の上を 走り回る姿に人々の心を打ちアメリカで人気の高いスポーツなのではないのでしょうか。さらにその選手たちを引き立てるスタジアムの大きさ、アナウンス、 グッズ、チアリーダーなども人気の理由とも言えるのでないのでしょうか。

  今まで数試合ですが色々なスポーツ現場をトレーナーとして携わりました。試合中はもちろんベンチのすぐそばで試合を見ました。そこで感じたことは各チーム の監督の共通点です。試合中のリズムが悪い時は選手以上に悔しそうな表情をします。時には選手に対して声を荒げることもありました。でも試合に勝った時は 選手と一緒になって子供のように喜ぶこともあります。とにかく練習も試合中も監督は一生懸命なのです。そんな監督の姿を見て自分は何度か心を揺さぶられま した。

  今後、色々なスポーツにトレーナーとしてチームに帯同する予定でいます。トレーナーとしての技術面はもちろんですが、トレーナー業務だけではなく「監督の コーチング」「強いチーム秘訣」「勝てるチーム」など自分なりに課題を持ち、もっと大きな視野で物事が見れればと思っています。

  最後にここアメリカで一人の人間としてもっと成長したいと思っています。残りのアメリカ生活の中で多くの人と出会い、多くの事を吸収したいと思っていま す。また、アメリカでの貴重な経験や人から学んだことを日本に持ち帰り、世の中の為に何が必要なのかを自分なりに考え、その中で自分に何が出来るのかを模 索し将来の仕事に役立てられる事ができれば最高です。以上が私の今の気持ちと抱負です。

公彦君(愛知県)

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